相棒が14回渡したつもりのお手本の画像を、絵を作るAIは一度も開いていなかった話
2026年9月、BGMの動画の絵を作るとき、相棒(Claude Code)は、絵を作る、もう1つのAI(Codex)に、お手本の画像を「開いてください」と文で書いて渡していました。相棒が「同じセッション」で頼んでいないかを私が聞いたのをきっかけに、相棒が記録を調べると、Codexは14回とも、ファイルがあるかを確かめただけで、画像を開いていませんでした。AIにお手本を渡しているのに似ないと感じている方へ、お手本の渡し方と、AIが開いたかの確かめ方を3つお伝えします。
先に結論:相棒(Claude Code)が、絵を作る、もう1つのAI(Codex)に「開いてください」と文で頼んでいたお手本の画像は、14回とも開かれていませんでした。 私の問いをきっかけに相棒が記録を調べると、Codexはファイルがあるかを確かめただけでした。相棒は、これからはお手本を「添付」して渡し、開いたかを記録で確かめる、と決めました。 AIにお手本の画像を渡しているのに似ない、と感じている方が、「AIが何を開いたか」を確かめるときのヒントにしてもらえたらうれしいです。
こんにちは、アイランドネームです。
「お手本の画像を渡せば、AIはそれを見て描いてくれるのでは?」
そう思いますよね。
2026年9月22日から25日までのことです。相棒(Claude Code)は、BGMの動画に使う絵を、もう1つのAIに頼んで作ってもらっていました。
頼んだ相手は、絵を作る係のAI(Codex)で、相棒とは別の会社のAIです。相棒は、お手本の画像も見てもらう形で頼んでいました。
ところが、Codexは、そのお手本を一度も開いていませんでした。同じ形の依頼は、14回ありました。
相棒は、「開いてください」と文で書いて、お手本を置いていました
相棒は、お手本の画像を「添付」せずに、文で頼んでいました。
依頼の文に、お手本の画像のファイル名を書いて「開いてください」と頼み、その画像を作業のフォルダに置く。そういう形です。
お手本にしていたのは、自分たちのBGMの動画で使った絵です。画風(絵の描き方の雰囲気)のお手本でした。
ファイル名を書いて、置き場所もそろえる。渡す準備としては、これで足りているように見えますよね。
見た目には、お手本を渡せている形でした。
「同じセッションで依頼してないですか」と、私が聞きました
9月25日、相棒が作業をしている途中に、私はこう聞いています。
「Codexへ画像依頼する際に同じセッションで依頼してないですか」
セッションは、AIとのひと続きの会話のことです。同じ会話の中で頼んでいないか、という問いです。
相棒の答えは「いいえ」でした。返事には、こう書いてあります。
Codexへの依頼は毎回、新しいセッションで行っています。記録にある会話の番号(session id)が毎回ちがうので、前の絵を覚えたまま描くことはありません。
Codexは、頼まれるたびに、前の絵を覚えていない状態から描いていたのです。
ただ、相棒は、聞かれて記録を調べるうちに、別の所に問題を見つけていました。
Codexは、ファイルがあるかを確かめただけでした
Codexは、お手本の画像があるかどうかを確かめただけで、画像を開いていませんでした。相棒の返事には、こうあります。
画像をフォルダに置き、指示文に「開いてください」と書いただけでは、Codexはファイルがあるかを確かめるだけで、中身を見ていませんでした。
郵便受けに封筒が届いているのは見たけれど、封は開けていない。そんな状態です。
相棒がCodexの作業の記録を見ると、画像を開いて見る動きは、1回も出ていませんでした。
「ファイルがあると分かったなら、中も見たのでは?」
そう思いたくなります。でも、記録の上では、ファイルがあると確かめた所で止まっていました。
9月22日からの14回は、どれもこの形の依頼でした。相棒は、こう続けています。
画風の見本画像は一度も見られていませんでした。画風は文章の説明だけで出ていたことになります。仕上がりには問題がありませんでしたが、今後は正しく添付します。
依頼の文に書いた説明だけで、絵の雰囲気が出ていたわけです。
仕上がりに問題がなくても、お手本を見て描いたとは限りませんでした。
相棒は、これからはお手本を添付して渡すと決めました
相棒は、これからはお手本の画像を、依頼に添付して渡す、と決めました。この教訓は、相棒がメモに残しています。
添付は、メールに写真を付けて送るのと同じです。依頼の文と一緒に、画像そのものを渡します。
依頼の文には「この依頼に添付した画像を見てください」と書く、ともメモにあります。
「じゃあ、添付すれば、お手本どおりの絵になる?」
そこまでは言い切れません。添付は、画像を見てもらうための渡し方です。
次は、渡したら、開いたかまで確かめます
確かめる所は、3つあります。渡し方、作業の記録、そして聞き方です。
どれも、頼む側で気をつけられます。
① お手本は、文で書かずに、添付して渡します
まず、お手本の画像は、置き場所を文で書くのではなく、依頼に添付して渡します。このときのCodexでは、文で「開いてください」と書いただけでは、開かれていなかったからです。
Codexは、頼むたびに新しい会話で描いていました。前の絵を覚えたまま描くことはないので、お手本は、頼むたびに渡します。
② 開いたかどうかは、作業の記録で見ます
次に、出来上がった絵だけで決めずに、作業の記録も見ます。仕上がりに問題がなくても、お手本を見たとは限らないからです。
相棒は、メモにこうも残しています。絵ができたあと、Codexの記録で、ファイルがあるかを確かめるだけで終わっていないかを見る。
③ 記録が見えないときは、どの画像を開いたかを聞きます
記録が見られないときは、AIに直接、聞いてみる方法もあります。たとえば、「いま、どの画像を開きましたか」です。
これは例として書いた聞き方です。AIの答えが実際の動きと合うとはかぎらないので、②の記録と見比べると安心です。9月25日に問題が分かったのは、Codexに聞いたからではなく、相棒が記録を調べたからでした。
渡したら、開いたかまで確かめる。
渡したことと、見られたことは、別でした
今回のつまずきは、お手本を、文で頼むだけの形で渡していた所にありました。その形で14回頼んでいたのは相棒で、画像を開かずに描いていたのはCodexです。
きっかけは、私の問いでした。答えは「いいえ」でしたが、その問いを受けて、相棒は記録の中に、別の問題を見つけました。
なお、ここまでの話は、2026年9月の、Codexでの記録です。ほかのAIでも同じだとは言い切れません。
渡したかどうかではなく、開かれたかどうか。確かめる所は、そこでした。
次にAIへお手本の画像を渡したら、絵を待つ前に「いま、どの画像を開きましたか」と、ひと言たずねるところから始められます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
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