AIへのダメな頼み方ワースト5と、その直し方(全部わたしの失敗談です)
非エンジニアの筆者が、AI相棒との二人三脚で実際にやらかした失敗5つを正直に公開。丸投げ・ふんわり指示・確認条件なし・事実確認なし・粘りすぎ。どこがダメで、どう直したかを実話でまとめました。
先に結論:AIへのダメな頼み方は「丸投げする」「ふんわり頼む」「確認条件を伝えない」「事実確認を頼まない」「調子が悪いのに粘る」の5つ。直し方はどれも同じ方向で、決める前に相談し、小分けにして、確認のしかたまで一緒に伝えることです。全部わたしが実際にやらかした失敗談から書いています。
こんにちは、アイランドネームです。
このサイトのモットーは「数字も失敗も正直に」。なので今日は、今までにわたしがやらかした「ダメな頼み方」を全部さらけ出します。
AIは賢いです。でも、頼み方がダメだと、賢さがそのまま裏目に出ます。しかも相手は文句を言わずに一生懸命こなしてしまうので、「あれ、なんか違う…」と気づくのはいつも後になってから。これから紹介する5つは、まさにその「後で気づいた」失敗の記録です。
なお、この記事は「やってはいけない例」が主役です。逆に「最初からこう頼めばいい」という良い頼み方の型は、別記事のAIに上手に頼むコツ5つにまとめてあります。そちらとセットで読むと、ダメな例と良い例が表と裏でつながると思います。
ダメな頼み方ワースト5
それでは、わたしの失敗ランキングを1位から順に。どれも実話です。
ワースト1:丸投げする
いちばんやりがちで、いちばん効いてくるのがこれです。
やってしまったこと。ある記事を書くときに、わたしは相棒に「〇〇について書いて」とだけ頼みました。テーマの一言だけを投げて、あとはお任せ。出てきた文章は、正直とても上手でした。読みやすいし、それらしくまとまっている。だから、ほぼそのまま使おうとしたんです。
ところが、読み返してよく考えると、なんだか違和感がありました。上手なのに、心に何も残らない。理由はすぐにわかりました。そこに書かれていたのは「誰の体験でもない一般論」だったんです。わたしがこのサイトでやりたかったのは、わたし自身の失敗や気づきを正直に書くこと。なのに、丸投げした結果、いちばん大事な「自分の声」がすっぽり消えていました。
直し方。テーマと、誰に向けて書くのかは、自分で決める。そのうえで、大きな塊で丸投げせず、小分けにして頼む。たとえば「まず読者はこういう人。今日伝えたいことはこの一点。この体験を、この順番で書きたい。この段落だけ一緒に整えて」というふうに。相棒はあくまで一緒に手を動かしてくれる相方で、企画のハンドルは自分が握る。この線引きだけで、文章がちゃんと「自分のもの」になります。
このときの詳しい顛末は、AIに記事を書いてもらうときの私の頼み方に書きました。丸投げがなぜダメなのか、もっと具体的に知りたい方はこちらへ。
ワースト2:ふんわり頼む・相談せずに決める
次は、指示があいまいだったり、そもそも相談していなかったりするパターンです。
やってしまったこと。サイトのドメイン名(インターネット上の住所になる名前です)を決めるとき、わたしは相棒に相談せず、自分だけで決めかけていました。しかも、盛り込みたい気持ちが強すぎて、長くて覚えにくい名前になりかけていたんです。
なんとなく気になって、後から相棒に「この名前どう思う?」と聞いてみました。すると、はっきり言われました。「長すぎて覚えてもらえませんよ」と。言われてハッとして、結局もっと短い名前に変えました。もし相談せずに突っ走っていたら、覚えてもらいにくい住所のまま何年も走るところでした。
ここには二つの反省があります。一つは、大事なことを相談せずに一人で決めかけたこと。もう一つは、相棒に頼むときに「いい感じにして」みたいなふんわりした頼み方をしがちだったこと。ふんわり頼むと、相手もふんわりした答えしか返せません。
直し方。何かを決める前に、まず「案を見せるので意見をちょうだい」と相棒を壁打ち相手に使う。自分の中で答えが固まっていても、いったんぶつけてみる。そして頼むときは「いい感じにして」ではなく、「短くて覚えやすい」「読み方に迷わない」など、何を大事にしたいかを具体的に伝える。判断そのものは自分がしますが、その前にもう一つ視点を足せるのが相棒のありがたいところです。
このドメイン名のやり取りは、ドメイン(住所)の選び方の失敗談に詳しく書いています。
ワースト3:機械的なルールだけ渡して、チェック条件を伝えない
これは、ちょっと技術寄りに聞こえるけれど、実は誰にでも起きる失敗です。
やってしまったこと。記事にそれぞれ日付をつける作業を相棒に頼みました。そのとき渡したルールは「1本ずつ1日後ろへずらしていって」というだけ。相棒はそのルールに忠実に従いました。ところが、記事がどんどん増えていくと、後ろへずらし続けた日付がついに「未来の日付」になってしまったんです。まだ来ていない日付が記事についている、というおかしな状態です。
相棒は悪くありません。わたしが「今日の日付を超えてはいけない」という肝心の条件を伝えていなかったからです。機械的なルールだけを渡すと、機械的にそのとおりやってくれる。当たり前ですが、これが落とし穴でした。
直し方。作業のルールを頼むときは、「やり方」だけでなく「おかしくなっていないかを確かめる条件」もセットで渡す。今回なら「1日ずつ後ろへ。ただし今日の日付は絶対に超えないこと。超えそうなら止めて教えて」と最初から言えばよかった。ルールと一緒に、そのルールが壊れる境界線も渡してあげる。これだけで、暴走を未然に防げます。
この日付ずれ事件のくわしい話は、AIがつけた日付がぜんぶ未来になっていた話に書きました。
ワースト4:事実確認を頼まない
これはちょっとヒヤッとした失敗です。数字や事実にかかわる話なので。
やってしまったこと。ある記事の中で、相棒がサイトの状況について「数週間かけてもアクセスはほぼゼロ」というような一文を書きました。読んだときは「まあ、そんなものか」と流しかけたのですが、よく考えると事実と違いました。実際にはそのとき、公開してまだ数日目だったんです。「数週間」というのは事実より盛られていました。
相棒は嘘をつこうとしたわけではありません。ただ、それらしく話をまとめようとすると、細かい数字や期間を「もっともらしく」書いてしまうことがある。わたしがそこを確認せずに信じたら、そのまま事実と違う記事が世に出るところでした。このサイトのモットーは「正直に書く」なのに、それでは本末転倒です。
すぐに「事実どおりに、正確に書き直して」と頼み直して修正しました。
直し方は二つ。一つは、最初に「確信がないことは、断定せずに『要確認』と印をつけて」と頼んでおくこと。そうすれば、あやしい部分を相棒のほうから教えてくれます。もう一つは、数字・日付・固有名詞のような大事な事実は、最後に人間である自分が一次情報で確かめること。相棒に事実確認の姿勢をお願いしつつ、最終チェックは自分がやる。この二段構えが安心です。
この件も、AIがつけた日付がぜんぶ未来になっていた話の中で触れています。
ワースト5:調子が悪いのに、同じ画面で粘る
最後は、頼み方の中身というより「粘り方」の失敗です。
やってしまったこと。ある作業で、相棒とのやり取りがどんどん長くなっていきました。会話が積み重なるにつれて、なぜか相棒の操作が空振りを繰り返すようになり、しまいには途中で止まってしまいました。わたしは「あと少しで終わるはず」と思って、同じ画面のまま何度も頼み直しました。でも、粘れば粘るほど空振りが続くだけ。時間だけが溶けていきました。
思い切って、新しい会話を立ち上げて仕切り直してみました。すると、うそのようにピタッと安定して、あっさり作業が進んだんです。
わかったのは、AIは話が長くなりすぎると調子を崩すことがある、ということ。人間だって、長時間ぶっ通しで話していると集中が切れます。それと似ています。同じ場所で粘るのは、たいてい逆効果でした。
直し方。「なんだか今日は空振りが多いな」と感じたら、粘らずに仕切り直す。新しい会話を立ち上げて、必要な前提だけ手短に伝えてやり直す。もったいない気がしますが、粘るより何倍も速いです。うまくいかないときは、頼み方を変えるより先に「場を変える」。これも立派な対処法です。
このときの様子は、AIと一緒にnoteを始めてみた記事に書いています。
おまけ:失敗しなかった頼み方(消す作業の場合)
失敗談ばかりだと落ち込むので、うまくいった例も一つ。
サイトのファイルを整理して、いらないものを大掃除したときのことです。「消す」という作業は、いちばん怖い。まちがえて大事なものを消したら、取り返しがつきません。
そこでわたしは、いきなり「いらないもの消して」とは頼みませんでした。代わりに「消す前に、消してよさそうなものを一覧で見せて」と頼みました。相棒はまず候補のリストを出してくれて、わたしはそれを見て「これは残す、これは消していい」と確認できた。結果、まちがって消したものはゼロ。安心して大掃除が終わりました。
これはワースト3やワースト4の裏返しでもあります。取り返しのつかない作業ほど、実行の前に「確認のワンクッション」を挟む。この一手間が、事故をきれいに防いでくれます。
このお掃除の話は、散らかったパソコンの中をAIに大掃除してもらった話に書きました。
まとめ:ダメな頼み方は、だいたい同じ方向で直せる
ワースト5を並べてみると、直し方がどれも同じ方向を向いていることに気づきます。
- 丸投げしない。テーマと読者は自分で決めて、小分けに頼む。
- ふんわり頼まない。決める前に相談し、大事にしたいことを具体的に伝える。
- ルールだけ渡さない。おかしくなっていないかの確認条件も一緒に渡す。
- 事実確認を任せきりにしない。あやしい所に印をつけてもらい、数字は自分で裏取り。
- 粘りすぎない。調子が悪いと感じたら、場を変えて仕切り直す。
共通しているのは、相棒に全部ゆだねてしまわないこと。決めるところは自分が決め、確認のしかたまで一緒に渡し、うまくいかないときは無理をしない。この三つを守るだけで、失敗はぐっと減りました。
「じゃあ、最初からどう頼めばよかったの?」という良い頼み方の型は、あらためてAIに上手に頼むコツ5つにまとめています。今日のダメな例と合わせて読むと、頼み方のコツが立体的に見えてくると思います。
わたしはエンジニアではありません。だからこそ、こうして失敗しながら相棒との付き合い方を少しずつ覚えています。同じように非エンジニアで、AIとどう付き合えばいいか迷っている方の、遠回りを一つでも減らせたらうれしいです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
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