AIとXを始めたら、ハンドルに本名が残っていた——始める前に見つかってよかった話
非エンジニアの筆者が、既存のXアカウントを転用してSNS運用を始めた記録です。プロフィールや固定ポストはAIと一緒に作りましたが、いちばん助かったのは文面作りより「安全チェック」でした。転用したアカウントのユーザー名に本名の要素が残っていたのをAIが検知。匿名で副業をする人間として背筋が冷えた事件と、そこから見つかった宿題を正直に公開します。
先に結論:2026年7月3日に、AIと一緒にX(旧Twitter)の運用を始めました。いちばん役に立ったのは文面作りではなく「安全チェック」で、転用した昔のアカウントのユーザー名に本名の要素が残っているのを、AIが見つけてくれました。 昔のアカウントを使い回そうとしている方は、「過去の自分」が残っていないかを確かめるきっかけにしてもらえたらうれしいです。
こんにちは、アイランドネームです。
このサイトは「作りながら公開する」がモットーです。今日は、SNSにも手を広げてみた記録を、つまずきごと正直に書きます。
実は、始めたその日がいちばんヒヤッとしました。
新しく作らず、昔のアカウントを使い回しました
2026年7月3日、Xの運用を始めました。といっても、まっさらな新規アカウントを作ったわけではありません。
昔から持っていて、ほとんど使っていなかった既存のアカウントを転用することにしました。
「新しく作るより、あるものを使ったほうが早いのでは?」
そう思ったからです。手間が省けるし、アカウント自体はもうある。あとは中身を整えるだけ。そう考えていました。
この「手軽さ」に、あとで足をすくわれることになります。
AIと一緒に「始めるためのキット」を作りました
いきなり運用を始めるのではなく、先にAI(Claude Code:Fable 5)と一緒に「始めるためのキット」を作りました。
中身は、プロフィール文と、いちばん上に固定しておくポスト(固定ポスト)の文面です。何を名乗って、何を発信する場所なのか。初めて見にきてくれた人にひと目で伝わるよう、相棒と何度もやり取りしながら言葉を選びました。
このとき、地味にありがたかったのが「文字数の計算」です。
Xには投稿できる文字数の上限があるのですが、これがちょっとクセもの。日本語などの全角文字は1文字で「2」とカウントされ、URLは実際の長さに関係なく一律「23」として数えられます。独特の重みづけがあるのです。
手で数えると、これがなかなか合いません。
相棒は、文面を直すたびにこの計算をやり直して「今は上限内におさまっています」と教えてくれました。面倒な検算を全部引き受けてくれたおかげで、私は文章を練ることに集中できました。
ここまでは順調でした。「AIって下ごしらえが本当に上手だな」と思っていた矢先に、事件が起きます。
いちばんの事件は、ユーザー名に残っていた本名でした
文面がだいたい固まって、いよいよ公開しようという段階でした。相棒がアカウントまわりを最終チェックしていたとき、こう報告してきたのです。
「ユーザー名(ハンドル)に、本名の要素が残っています」
ハンドルは、@から始まる、アカウントの住所のような名前です。
血の気が引きました。まったく気づいていませんでした。
転用した古いアカウントは、何年も前に、自分の本名の一部を入れて作ったものだったのです。中身の文面ばかり気にしていて、いちばん目立つ「@から始まる名前」を、私は完全に見落としていました。
このサイトも、Xも、匿名で運用するのが大前提です。本名を出さずに副業をする。それが私にとっての生命線でした。
それなのに、公開ボタンを押す一歩手前まで、本名入りの住所を掲げようとしていました。もし相棒が気づかず、私もそのまま押していたら、初日から本名が世界に向けて公開されるところでした。
その日のうちに、ユーザー名を @aibounote に変更しました。
念のため、古いユーザー名のURLをブラウザで開いて、「このアカウントは存在しません」と表示されることも確認しました。もう古い名前ではたどり着けない。そこまで見て、ようやく息をつけました。
役に立ったのは、キラキラした文面より地味な確認でした
このとき強く思ったことがあります。SNSを始めるうえでAIがいちばん役に立ったのは、キラキラした文面を書くことではありませんでした。
地味な「安全チェック」のほうだったのです。
人間は、自分がずっと見てきたものほど見落とします。「昔から自分のアカウントだ」という思い込みが、いちばん危ない場所を目から隠していました。
相棒には、その思い込みがありません。だから、まっさらな目で「ここ、本名が残っていますよ」と指摘できたのだと思います。
出所のよく分からない割り込み指示に、AIが「待った」をかけてくれた話を、先日AIに、出所の分からない割り込みが来た話に書きました。あれと今回は、根っこが同じだと感じます。
全部おまかせにせず、大事なところは相棒にもう一度見てもらう。この二重チェックが、事故を防いでくれました。
事件のあと、宿題が二つ見つかりました
ヒヤッとした事件は、ほかの見落としも一緒に連れてきました。正直に、二つの宿題として書いておきます。
一つめは、プロフィールの「場所」欄です。住んでいる市区町村が、公開されたままでした。これも古いアカウントの名残です。
名前だけでなく、こういう細かい欄にも、身元につながる情報が残っています。身バレを防ぎたいなら、場所欄はいっそ空欄にしておくのが安全だと学びました。
二つめは、昔の投稿です。転用する前に、そのアカウントで投稿したポストが26件ありました。何年も前のものです。
この一つひとつに、身元につながるものが混じっていないか。まだ全部は見直せていません。今も残っている宿題です。
教訓は、はっきりしています。
既存アカウントの転用は手軽ですが、そこには「過去の自分」がまるごと残っています。名前も、プロフィール欄も、昔の投稿も。
新規なら真っ白から始められます。転用を選ぶなら、「過去の自分の痕跡チェック」は欠かせません。
続けるために、完璧を目指さないことにしました
運用を始めるにあたって、続けるためのルールもいくつか決めました。飛ばさずに書いておきます。
- 1日1ポストを目安にする。ただし無理な日は休む。
- リンクは1ポストにつき1本まで。詰め込まない。
- 煽らない。「誰でも稼げる」といった言葉は使わない。
三つのうち、いちばん大事だったのは「無理な日は休む」です。実際、7月7日は一度も投稿せずに休みました。
以前の私なら「毎日やると決めたのに」と落ち込んだと思います。でも最初から「休んでいい」と書いておいたので、罪悪感はありませんでした。
完璧に毎日続けようとすると、たいてい途中で折れます。「休む日があって当たり前」とハードルを下げておいたからこそ、今も止まらずに続いています。
1週間やってみて、どうだったか
始めてから1週間で、7ポストになりました。スタート時のフォロワーは4人。ほとんど使っていなかった古いアカウントなので、事実上ゼロからのスタートです。noteと連動させながら、ゆっくり動かしています。
この記事では、最新のフォロワー数や表示回数は書きません。数字の増減は、別の「数字の定点観測」シリーズで正直に公開しているからです。
SNSの数字がこの先どう動くのかも、いずれそちらで記録していくつもりです。数字そのものが気になる方は、数字の定点観測・第2回をのぞいてみてください。
まとめ:SNSでAIが役立ったのは「安全チェック」だった
1週間の記録を振り返って、学びは三つでした。
- SNSを始めるとき、AIは「文面作り」より「安全チェック」でいちばん役に立った。人間が見落とす場所を、思い込みのない目で見つけてくれる。
- 既存アカウントの転用は早いけれど、名前・プロフィール欄・過去の投稿に「過去の自分」が残る。痕跡チェックは必須。
- 完璧を目指さず「休んでいい」というルールにしたから、今も続いている。
正直、初日にいちばんヒヤッとするとは思っていませんでした。でも、公開する前に見つかって本当によかったです。相棒がいなかったら、私は本名を掲げたまま走り出していたはずです。
アカウントは @aibounote で動かしています。よかったら、のぞいてみてください。
私はエンジニアではありません。だからこそ、こうしてつまずきながら、AIとの付き合い方を少しずつ覚えています。同じように非エンジニアで、AIと何かを始めてみたい方の遠回りを、一つでも減らせたらうれしいです。
使っていないSNSのアカウントがあれば、@から始まる名前とプロフィールの「場所」欄だけ、一度開いて見ておくと安心です。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
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