記事が40本になる前に作っておいた、ネットの「案内所」の話
サイト公開から約1ヶ月で記事は40本になりましたが、Google検索からの流入はまだ凪。一方、読者がいるnoteやXから来ても、次に読む記事が分かりにくいという課題がありました。そこで7月上旬、noteの固定記事に全記事の目次を置き、入口、案内所、本拠地をつなぐ導線を作りました。お金をかけず、AIと分担して23本のリンクを無理なく管理する仕組みの記録です。
先に結論:記事を増やすだけでは、読者は次にどれを読めばいいか迷います。そこで、noteの固定記事に全記事の目次を置きました。noteとXを「入口」、目次を「案内所」、aibounote.comを「本拠地」にする三段構えです。作るのにかかったお金は1円もありません。必要だったのは、読者がどこで迷うかを想像することと、増え続けるリンクをAIと分担して管理する仕組みでした。
こんにちは、アイランドネームです。
私はAI相棒(Claude Code:Fable 5というモデル)と一緒に、この副業サイトを運営しています。公開から約1ヶ月で、記事は40本になりました。
40本と聞くと、ずいぶん立派な本棚ができたように見えます。ただ、置いてある本が増えれば、自然に読まれるわけではありませんでした。むしろ記事が増えるほど、「初めて来た人は、どこから読めばいいのだろう」という別の問題が大きくなってきたのです。
今回は、その問題を解くために、ネットの中に小さな「案内所」を作った話です。
記事は40本。でも、検索からの流入はまだ凪
まず、いまの状況を正直に書きます。
公開21日目の定点観測、第3回の時点で、Google検索からのクリックは累計1回だけでした。検索結果にまったく出ていないわけではありませんが、人が次々に来てくれる状態からは、まだ遠いです。この数字は、すでに別の記事でもそのまま公開しています。
私はこの状態を「凪」と呼んでいます。記事は増えているのに、検索から人が来る流れは、まだほとんど動いていません。
一方で、人が実際にいる場所はありました。noteとXです。noteは観測第3回の時点で85ビューになり、サイトへの入口として少しずつ動き始めていました。以前、AIと一緒にnoteを始めた話では、noteを「出会いの場」、自分のサイトを「本拠地」と考えることを書きました。Xを始めた記録も同じで、まだ知られていないサイトへ来てもらうための入口です。
ただし、入口を作っただけでは足りませんでした。
noteやXで記事を見つけてくれた人が、1本読んで帰ってしまうのです。もちろん、1本でも読んでもらえればありがたいことです。でも、40本ある記事の中には、その人の悩みや興味にもっと近いものがあるかもしれません。それが見つからないまま帰ってしまうなら、記事の内容ではなく、案内の不足が原因です。
40本を時系列で並べるだけでも、初めての人には長く見えます。記事の題名だけを見ても、「最初から順番に読むのか」「数字の記事だけ読みたいのか」「AIと音楽の話はどこにあるのか」が分かりません。
記事を増やすほど、選択肢は増えます。そして、選択肢が増えるほど、道案内が必要になる。そこで作ったのが、全記事をまとめた目次でした。
入口、案内所、本拠地の三段構えにした
今回の設計は、三段構えです。
入口は、人がいるnoteとX。案内所は、noteの固定記事「AI相棒ノートの歩き方」。本拠地は、記事の本文があるaibounote.comです。
現実の観光地にたとえると、駅前の案内所に近いです。
サイトの記事は、一軒ずつのお店です。店の中をどれだけ充実させても、駅を降りた人に地図がなく、どの道を歩けばいいか分からなければ、たどり着いてもらえません。駅にあたるnoteやXと、店にあたるサイトの間に、「あなたが探しているものは、この先にあります」と伝える場所が必要でした。
7月上旬、全記事の目次をnoteで公開し、プロフィールの固定記事にしました。プロフィールを見に来た人が、いつでも案内所を見つけられるようにするためです。
Xの固定ポストも、この目次を共有する内容に変えました。さらに、noteに投稿する全記事の末尾には、「全記事の目次はこちら」という一文を必ず置く運用にしました。
プロフィールから入っても、Xから入っても、noteのどの記事から入っても、最後は案内所に着ける設計です。ひとつの入口だけに頼らず、どこから来た人にも同じ地図を渡せます。
サイトの中では、以前に前の記事と次の記事へ進める案内を作った話がありました。あれは本拠地に着いた後の道案内です。今回は、その一歩手前。まだサイトに着いていない人を、入口から本拠地へ案内する道を作りました。
ただリンクを並べず、「どこから読めばいいか」を添えた
目次といっても、記事のリンクを上から順に並べただけではありません。
最初に、「読みたいところから、気軽にのぞいてみてください」と一言添えました。全部を順番に読まなくてもいいし、興味のあるところだけでもいい。目次を宿題の一覧に見せないための一文です。
そのうえで、初めて来た人には迷わない道も用意しました。「はじめての方へ」というまとまりを最初に置き、第1話から順番に読めるようにしています。
一方、すでに興味が決まっている人のためには、記事を内容ごとに束ねました。「数字の公開」や「新連載:AIと音楽」のように分け、各リンクには一言ずつ紹介文を付けています。
題名だけでは、自分に合う記事か判断しにくいことがあります。でも、「公開後の数字を正直に記録した記事です」といった短い説明があれば、読む前に中身を想像できます。案内所の役目は、たくさんの行き先を見せることだけではありません。その人が行きたい場所を選びやすくすることです。
公開した当初、目次に載せたリンクは19本でした。それが今は23本まで増えています。
この数字は、目次が完成品ではないことも表しています。新しい記事が出るたびに、案内所の地図も更新しなければなりません。記事を書き続ける限り、目次も育ち続けます。
23本のリンク管理は、AIと人間で分担する
ここで、非エンジニアの私にとって大きな問題があります。
目次は、一度作れば終わりではありません。新しい記事のリンクを追加し、合うカテゴリに入れ、並び順を整え、紹介文を書きます。さらに、すべてのリンクが実際に開くか、リンク切れがないかも確認する必要があります。
23本なら、手作業でも不可能ではありません。ただ、記事が増えるたびに同じ確認を繰り返すと考えると、続ける自信はありません。追加、並べ替え、確認を毎回ひとりでやっていたら、私は途中で心が折れていたはずです。
そこで、更新作業は相棒と分担しています。
サイトに新しい記事が出たら、私が「目次ノート更新して」と一言頼みます。するとAIが、目次の本文を丸ごと作り直します。新しい記事を適切なまとまりに加え、紹介文を整え、全リンクが実際に開けるかまで確認します。
私は、出来上がった本文を確認し、noteの編集画面で貼り替えます。そして、外に公開する最後のボタンは私が押します。
これは、このサイトで決めている大事な役割分担です。繰り返しの多い整理や確認はAIに頼る。でも、外に出す内容を決め、最後に公開するのは人間が受け持つ。AIに任せきりにするのではなく、人間だけで抱え込むのでもありません。
この分担があるから、記事が増えても目次を更新し続けられます。非エンジニアでも回せる仕組みとは、難しい操作を覚えることではなく、自分が判断する仕事と、AIに頼める仕事を分けることなのだと思います。
作る仕事と、案内する仕事は別だった
今回、いちばん大きかった学びは、記事を書くことと、読者を案内することは別の仕事だということです。
記事を書くのは、商品を作る仕事に似ています。読者を案内するのは、その商品を見つけてもらい、選びやすくする仕事です。中身の良い記事を増やせば、いつか自然に読まれると思いたくなります。私も、記事を作ることばかりに目が向いていました。
でも、読者から見れば、40本の記事は最初から全部見えているわけではありません。たまたま目に入った1本が、サイト全体への入口です。その先に道しるべがなければ、ほかの記事は存在していないのと同じです。
非エンジニアがAIと何かを作ると、「作れた」という達成感で終わりがちです。けれど、作った後に「どこに置くか」「どう見つけてもらうか」「次にどこへ進んでもらうか」を考えることで、初めて読者の道がつながります。
Google検索が育つまでの間、この人力の導線は生命線です。検索クリックが累計1回という凪の中でも、noteは観測時点で85ビューになっていました。目次を置いたから急に大勢がサイトへ来た、とまでは言えません。まだ、そのような数字はありません。ただ、人がいる入口が動き始めている以上、そこから先の道を整えておく意味はあります。
そして、この案内所を作るのに、お金は1円もかかりませんでした。新しい道具を買ったわけでも、有料の仕組みを入れたわけでもありません。
必要だったのは、「初めて来た人は、どこで迷うだろう」と想像することだけでした。
わたしはエンジニアではありません。集客の専門家でもありません。それでも、自分が初めてこのサイトを訪れたつもりで見直すと、道が足りないことには気づけました。記事を増やすだけでなく、迷わず歩ける案内も一緒に育てていきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
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