英語で3日、6回しか再生されませんでした——予約済みの10本を全部日本語に作り直した話
広告の単価が高いと聞いて、BGMのYouTubeチャンネルを英語で始めました。3日で6回しか再生されませんでした。同じ条件で伸びている日本語チャンネルを調べたら、3ヶ月半で登録4,390人、総再生74万回。予約公開まで済ませた10本を全部日本語に作り直し、今日ようやく差し替えが終わりました。結果はまだ出ていません。その途中経過を、都合の悪い数字ごと出します。
先に結論:作業用BGMのYouTubeチャンネルを、英語のタイトルとサムネイルで始めました。3日たっても再生は6回でした。 同じような条件(個人でAIを使って作っている)で伸びているチャンネルを調べたところ、開設から3ヶ月半で登録者4,390人、総再生74万回。そちらは全部日本語でした。 予約公開まで設定し終えていた10本を、全部日本語に作り直しました。今日、最後の5本を差し替えて全部入れ替わりました。 結果はまだ出ていません。日本語版の1本目は、公開翌日で4回です。この記事は成功談ではありません。
なぜ英語で始めたのか
作業用BGMのチャンネルを立ち上げるとき、私はひとつの数字を信じていました。
広告の単価は国によって違う、という話です。同じ1回の再生でも、北米や欧州で見られたほうが受け取る額が大きい。だから狙うなら英語圏だ、と。
これ自体は間違いではないと思います。実際、先にやっている人たちの記録にも同じことが書いてありました。
そこで私は徹底しました。チャンネル名も、動画のタイトルも、サムネイルに入れる文字も、概要欄も、全部英語にしました。日本語は一文字も入れませんでした。
そして3日たちました。
再生は6回でした。
6回という数字の正体
6回のうち、何回が自分の確認だったのかは、正直わかりません。動画が正しく再生できるか自分で開いて確かめているので、そのぶんも入っているはずです。
つまり実質はもっと少ない可能性があります。
このとき私が思ったのは「英語がまずかったのかな」ではなく、「そもそも誰にも見つかっていないな」でした。単価の話をする以前の場所にいたわけです。
目指したいチャンネルを、数えてみた
行き詰まったので、方向を変えました。自分の感覚で直すのをやめて、うまくいっている人を数えることにしました。
私が「こういうのを作りたい」と思った日本語のチャンネルを、相棒(Claude Code)と一緒に調べました。
| そのチャンネル | 私のチャンネル | |
|---|---|---|
| 開設 | 2026年4月 | 2026年7月 |
| 登録者 | 4,390人 | 0人 |
| 総再生 | 747,253回 | 6回 |
| 本数 | 130本 | 3本 |
開設からおよそ3ヶ月半です。私と3ヶ月しか違いません。
個人が作っていて、AIで作った音であることも公開している。条件はほとんど同じでした。違うのは、全部日本語だったことです。
比べた瞬間、自分の理屈がおかしいことに気づきました。
順番が逆だった
「単価の高い市場を狙う」というのは、再生が取れている前提の最適化です。
1回あたりの単価が2倍でも、再生が0回なら受け取る額は0円のままです。掛け算は、片方がゼロだと何を掛けてもゼロになります。
私がやるべきだったのは、単価を上げることではなく、まず見つけてもらうことでした。そして日本語なら、少なくとも私自身が「この言い回しは自然か」「このタイトルは押したくなるか」を判断できます。英語では、それすら相棒に丸投げになっていました。
自分で良し悪しを判断できない土俵に、いきなり上がっていたわけです。
いちばん効いた発見は、別のところにあった
日本語に変える決断より、実は作業量を大きく変えた発見がありました。
目標にしたチャンネルの3時間の動画を調べていて、中身が32分・8曲のループだったのです。同じ8曲を、繰り返し流しているだけでした。
しかも、そのことは隠されていません。概要欄に、何分でループしていますと書いてあります。
これを知る前の私は、2時間の動画を1本作るのに、曲が23曲から31曲は要ると思っていました。実際そのように作っていました。だから「曲が足りない」が最大の悩みでした。
8曲でいいなら、手持ちの曲だけで33本作れる計算になります。
作り直しを決めた直後だったので、この発見にはずいぶん助けられました。作り直しの費用が、思っていたより安く済むとわかったからです。
10本を作り直すということ
問題は、決断した時点で完成品が10本あったことです。
しかも全部、公開日時まで予約済みでした。毎日1本ずつ、8月11日まで自動で公開されるように並べてありました。
作り直すというのは、その10本を全部もう一度作って、予約を取り消して、新しいほうを同じ日時に入れ直す、という作業です。1本が2時間の動画なので、書き出すだけでもそれなりの時間がかかります。
さらに、YouTubeにアップロードできる本数には1日あたりの上限があります。私の場合は1日5本でした。この上限は日本時間の16時にリセットされます(アメリカの西海岸の午前0時にあたります)。
つまり、10本を入れ替えるには最低でも2日かかる、ということです。
実際そうなりました。5本を入れ替えて、翌日の16時を待って、残りの5本を入れ替えました。最後の5本が終わったのは今日の夜です。
差し替えのときにいちばん怖かったのは、同じ日に2本公開されてしまうことでした。新しいほうを予約しただけで古いほうの予約を消し忘れると、その日は2本出ます。これは相棒に、1日ずつ「その日に公開されるのは新しい1本だけか」を実際に照会して確かめてもらいました。10日分すべて、1本だけでした。
気づくのが遅いほど、作り直しは増える
もし3本の時点で気づいていたら、作り直しは3本で済みました。10本まで進めてから気づいたので、10本になりました。
これは「早く気づけ」という話ではないと思っています。3本の時点では、まだ6回という数字すら出ていなかったからです。数字が出るまでは、方向が正しいかどうかは分かりません。
私が学んだのはむしろ、完成品を積み上げる前に、小さく出して数字を見る、という順番のほうです。10本を先に作り切ってから公開を始めたのは、効率が良さそうに見えて、間違えたときの被害がいちばん大きいやり方でした。
いまの正直な数字
さて、肝心の結果です。
| 本数 | 再生 | |
|---|---|---|
| 英語版(公開中) | 4本 | 合計11回 |
| 日本語版(公開中) | 2本 | 合計4回 |
日本語版の1本目は、公開翌日で4回でした。2本目は今日公開したばかりで、まだ0回です。
英語版の1本目が6日かかって6回だったことを思えば、少しは良いのかもしれません。ですが、この差で「日本語に変えて正解でした」と言うつもりはありません。数が小さすぎて、たまたまで動く範囲です。
正直に書けば、まだ何もわかっていません。判断できるのは、残り8本が公開され終わる8月11日以降だと思っています。
今日やったこと
- 予約済みだった残り5本(8月7日〜11日公開分)を日本語版に差し替え
- 10日分すべてについて、その日に公開されるのが1本だけであることを確認
- 古い英語版は消さずに、予約だけ解除して非公開で残した
古いほうを消さなかったのは、あとで「やっぱり英語のほうが良かった」となったときに戻せるようにするためです。消すのはいつでもできますが、消したものは戻りません。
教訓
この失敗から、私が持ち帰ったことは3つです。
ひとつ。単価や効率の話は、母数がある人の話です。まだ誰にも見つかっていない段階で単価を最適化しても、掛け算の相手がゼロなら結果はゼロのままです。
ふたつ。自分が良し悪しを判断できない土俵は、選ばないほうがいい。英語のタイトルは、私には「良い」も「悪い」も分かりませんでした。分からないものは直せません。
みっつ。うまくいっている人を、感想ではなく数で見る。「なんとなく良さそう」ではなく、開設日・登録者・本数・再生数を並べて比べると、自分の何が足りていないかが具体的に出てきます。今回は「日本語かどうか」でしたが、調べる前は「曲の質かな」と思っていました。それも外れていたわけです。
失敗の記録が増えていきますが、こういう回り道こそ、あとから読み返す価値があると思って残しています。
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今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
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