「サムネイルの文字は少ないほうがいい」を捨てたら、初日のクリック率が10.8%でした——ただし表示は、まだ37回です
前回、BGMチャンネルの負けは中身ではなく入口(クリック率1.5%)だったと書きました。今回はその続きです。信じていた「サムネイルの文字は少ないほうがいい」という常識を調べ直したら、それは英語圏の話で、日本で伸びているBGM動画は大きな日本語の題字ばかりでした。金色の文字を入れた新作の初日クリック率は10.8%。ただし表示はまだ37回なので、勝ったとは書きません。何を根拠に常識を捨てたか、の記録です。
先に結論:「サムネイルの文字は少ないほうがいい」という常識を捨てて、日本語の大きな題字を入れる方針に変えました。 文字入りサムネイルで出した新作の初日クリック率は10.8%。いままでの初日は1.3〜2.0%でした。 ただし表示はまだ37回です。喜ぶのは早いので、今回は「なぜ常識を捨てたか」だけを書きます。
こんにちは、アイランドネームです。
前回、BGMチャンネルの1か月の数字を全部並べて、「負けていたのは中身ではなく入口だった」と書きました。おすすめに17,986回出してもらって、クリック率1.5%。いちばん表示された動画が、クリック率0.61%で最下位クラス。直すのはサムネイルとタイトルだ、と決めたところまでが前回です。
今回は、その最初の一手の話です。
信じていた常識を、疑うところから始まりました
私はずっと「サムネイルの文字は少ないほど良い」と思っていました。ごちゃごちゃ文字を載せるのは素人で、上手い人は絵の力だけで見せるものだ、と。実際、私のサムネイルは絵だけの一枚画でした。きれいにできたと思っていました。
でも、クリック率0.61%という数字を突きつけられて、AIと一緒に「実際に伸びている動画のサムネイル」を集めて眺め直しました。
すると、はっきり傾向が出ました。日本語で伸びているBGM動画のサムネイルは、大きな日本語の題字が入っているものばかりだったのです。私が参考にしていた1.7万回再生の動画も、大きな日本語タイトルに英語のサブタイトル、さらに「ファンタジー音楽」というジャンルの文字まで入っていました。上位のチャンネルを順に見ても、同じでした。
つまり「文字は少ないほうがいい」は、たぶん英語圏の話でした。私はそれを、日本語の市場にそのまま持ち込んでいたのです。
金色の文字を入れて、新作を出してみました
方針を変えて、新作のサムネイルに文字を入れました。夜の絵に、金色の題字。正直、作りながら「盛りすぎでは」と思う濃さです。いままでの自分なら選んでいません。
結果、初日のクリック率は10.8%でした。
いままでの動画の初日は、どれも1.3〜2.0%です。それが10.8%。桁がひとつ違いました。
……と、ここで終われたら気持ちいいのですが、正直に書きます。この10.8%の内訳は、表示37回に対してクリック4回です。母数が小さすぎて、まだ実力とは言えません。表示が増えれば数字は必ず下がります。今の時点で言えるのは「少なくとも、悪くなってはいない。方向はたぶん合っている」までです。
それでも、昨日公開した新作(魔法の図書館の3時間ピアノ)も、最初から文字入りで出しました。白い題字に金色の英語、ジャンルの表記まで、伸びている動画の型をそのまま踏みました。
ちなみに、サムネイルの絵や文字をAIに頼むとき、私は注文をキーボードではなく声で入れることが多いです。見たときの印象は、文章に直すより口に出すほうがそのまま伝わりやすかったからです(声で頼むようになった記録はパソコンだけで7か月、3,897回しゃべっていましたに書いています)。
数字で常識を捨てられるようになった、という話かもしれません
ふり返ると、今回できたことはひとつだけです。「自分のセンスの好み」と「数字が示す事実」がぶつかったときに、数字のほうを取ったこと。
文字なしの絵だけのサムネイルのほうが、いまでも自分の好みです。でもその好みは、表示4,120回でクリック率0.61%という成績表を既にもらっています。好みで負け続けるより、好みを一枚捨てて数字を見にいくほうを選びました。
このチャンネルでいちばん表示の多かった動画のサムネイルも、同じ型で差し替え済みです。1週間ほどでビフォーアフターの数字が出ます。10.8%が幻だったのか、本物の入口改善なのか、次はその答え合わせを書きます。
数字が下がっていても、そのまま書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
次に読む
- 制作の記録
1か月の数字を全部並べたら、負けていたのは1か所だけでした——表示17,986回、クリック率1.5%
YouTubeチャンネルの1か月ぶんのデータを、AIと一緒に全部並べてみました。再生は532回。ファンタジーに作り直した判断は数字の上でも正解で、視聴が続く時間も悪くありませんでした。負けていたのは1か所だけ。YouTubeが17,986回すすめてくれたのに、クリックされたのは100回中1.5回でした。いちばんすすめてもらえた動画が、いちばん押されていなかった、という痛い実例つきです。中身ではなく入口で負けていた話を、数字のまま書きます。
- 制作の記録
10本出して合計61回でした——伸びない理由を外に探すのをやめて、自分の好きなものに戻した話
作業用BGMを毎日1本、10本出しました。合計の再生は61回です。1本あたり6回。タイトルもサムネイルも時間帯も直しましたが、動きませんでした。そこで別のBGM動画をいろいろ見ていて、自分が気づいたら見ているのはファンタジーのアニメみたいな動画ばかりだと分かりました。曲も映像もタイトルも全部作り直しました。3回やり直して、やっと絵と音が噛み合いました。
- 制作の記録
「毎日出しても意味がない」とAIに言われて、調べたら逆でした——量は中立で、中身が符号を決める
作業用BGMを9日で9本出しました。検索から見つけてもらえたのは4回です。相棒のAIは「量を投下しても届いていない、本数を落とすべきだ」と言いました。わたしは納得できませんでした。切り口を変えながら出し続けることが必要だと思ったからです。公式の情報を調べたら、わたしの理解のほうが近かったです。YouTubeは投稿頻度を評価に使っていませんでした。多く出しても損はしない。ただし薄いものを増やすと逆に効きます。