パソコンだけで7か月、3,897回しゃべっていました——ただし6月は、たった49回でした
AIへの頼みごとを、キーボードではなく声で入れるようになって7か月。選んだ決め手は、スマホでもパソコンと同じように使えることでした。パソコンのTypelessに残っていた記録を数えたら、3,897回・193,415文字でした(iPhoneの分は別)。ただしパソコンでは4月に集中していて、6月はほとんど使っていません。いい月も悪い月もそのまま出したうえで、声で入れて助かった4つの場面と、いちばん困ったこと、Aqua Voiceとの料金の比べ方(有料プランはAqua Voiceのほうが安く、Typelessは無料で使える量が多い)を書きます。
AIへの長い説明を、毎回キーボードで打つのがしんどい方へ。
先に結論:2026年2月から、AIへの頼みごとを声で入れるようにしました。使っているのはTypelessという音声入力アプリです。選んだいちばんの理由は、スマホでもパソコンと同じように使えることでした。 パソコン(Mac)に残っていた記録を数えると、9月10日までの7か月で3,897回・193,415文字でした。しゃべった時間は合計18.1時間、使った日数は136日です。 ただし、パソコンでは毎月きれいに使っていたわけではありません。4月は2,314回で30日すべて使ったのに、6月はたった49回・11日でした。 声で入れていちばん助かったのは、速さよりも「長い説明」と「自分の感じたこと」がそのまま伝わることでした。 料金は、有料プランだけならAqua Voiceのほうが安く、Typelessは無料で使える量が多い、という違いでした。
こんにちは、アイランドネームです。
私は非エンジニアです。コードは書けません。その代わりに、AIの相棒(Claude Code)に日本語でお願いして、副業のサイトや記事、BGMを作っています。
その相棒への頼みごとを、今年の2月からキーボードではなく声で入れるようになりました。
今回は、パソコンのTypelessに残っていた7か月ぶんの記録をそのまま出します。よく使った月だけでなく、パソコンではほとんど使わなかった月も一緒に出します。
非エンジニアの私は、AIに長い文章を打つことになりました
意外に思われるかもしれませんが、コードが書けない私は、AIにたくさんの日本語を打つことになりました。
コードで書けば一行で済むのかもしれないところを、私は日本語で説明するしかありません。何をしたいのか。どうなったら成功なのか。やってほしくないことは何か。
私の場合、短い言葉で頼むと、思っていたのと違うものが返ってくることがよくありました。そのやり直しのほうが時間を食います。頼み方のコツはAIに上手に頼むコツ5つに、逆にやりがちな失敗はAIへのダメな頼み方ワースト5にまとめました。どちらにも共通しているのは、「ちゃんと説明したほうが早い」ということです。
つまり私は、コードを書かない代わりに、日本語をたくさん打っていました。
Typelessを選んだいちばんの理由は、スマホでも同じように使えることでした
私は、パソコンだけでなくiPhoneでも音声入力を使っています。だから音声入力を選ぶとき、いちばん大事にしたのは「スマホでも、パソコンと同じように声で入れられるか」でした。
実を言うと、音声入力そのものは、もう少し前から使っていました。2025年の夏からAqua Voiceというアプリを入れて、パソコンで短い文章を入れるのに使っていました。
そのうえで2026年2月に、あらためてAqua Voiceを含むいくつかの音声入力のアプリやソフトを見比べました。でも私が探した範囲では、スマホでもパソコンと同じ感覚で使えるものが見つかりませんでした。Typelessは、Mac・Windows・iPhone・Androidのどのアプリでも使えると公式サイトに書かれていて、実際にiPhoneでもパソコンでも同じように使えたので、これに決めました。
なお、2026年9月時点の公式サイトでは、Aqua VoiceもMac・Windows・iPhoneに対応しています。いま選ぶ方は、スマホで使えるかどうかも含めて、あらためて比べてみてください。
使ってみて良かったことが、もう一つあります。話した言葉をただ文字にするだけではなく、AIが読みやすい文章に仕上げてくれることです。公式サイトの説明では、「えーと」のような言葉を消したり、途中で言い直したときは後の言い方だけを残したり、箇条書きのように話せば箇条書きの形に整えたりしてくれる、とされています。
7か月分の記録を、そのまま出します
アプリの中に、いつ・何回・どれだけ入力したかの記録が残っていました。
先にお断りしておくと、ここに出す数字はパソコン(Mac)で使った分だけです。私はiPhoneでも使っているので、実際にしゃべった量はこれより多くなります。iPhoneの分は、この数字には含めていません。
| 月 | 声で入力した回数 | 文字数 | 使った日数 |
|---|---|---|---|
| 2026年2月 | 313回 | 14,194字 | 11日 |
| 2026年3月 | 321回 | 10,988字 | 11日 |
| 2026年4月 | 2,314回 | 110,533字 | 30日 |
| 2026年5月 | 251回 | 13,588字 | 22日 |
| 2026年6月 | 49回 | 4,335字 | 11日 |
| 2026年7月 | 130回 | 8,865字 | 24日 |
| 2026年8月 | 454回 | 27,295字 | 19日 |
| 2026年9月(10日まで) | 65回 | 3,617字 | 8日 |
| 合計 | 3,897回 | 193,415字 | 136日 |
しゃべった時間の合計は18.1時間でした。
平均すると、1回あたり16.7秒しゃべって、49.6文字になっています。1分あたりにすると178文字です。
正直に書くと、パソコンではほとんど使わなかった月があります
この表でいちばん目立つのは4月です。2,314回、110,533文字。使った日数は30日、つまり毎日です。7か月ぶんの文字数の57パーセントが、この1か月に入っています。
パソコンでは、4月が書く作業のいちばん多かった月でした。入力した言葉を話題ごとに数えてみると、記事や文章づくりの話題はほかの月の8倍以上、AIへの頼みごとも3倍以上に増えていました。
そして6月は49回でした。回数は4月の47分の1で、使った日も11日だけでした。この月は、記事の話題が9回、AIへの頼みごとが14回、BGMの話題は0回でした。はっきりした理由は、記録からは分かりませんでした。ただ、これはパソコンの記録だけです。iPhoneでも使っているので、この表がしゃべった量のすべてではありません。
ここは正直に書いておきたいところです。パソコンの記録を見るかぎり、「毎日欠かさず使っています」とは言えません。パソコンではほとんど使わない月がありました。
それでも8月には454回まで戻っています。この月は、BGMづくりの話題が一気に増えていました。やめたわけではなく、パソコンで書くことや頼むことが増えた月に、自然と戻ってきていたのです。
声で入れて助かった4つの場面
記録の中身を話題ごとに数えて、自分がどんな場面で声を使っていたかを振り返りました。いちばん多かったのは「〜してください」という頼みごとで、1,082回ありました。その中から、声で入れて特に助かった場面を4つ書きます。
1. 長い頼みごとを、一息で渡せた
100文字を超える長い入力が444回ありました。「いまこうなっている。こう変えたい。理由はこう」という頼み方を、話すと一度に渡せます。
キーボードだと、打つのが面倒で「理由」を省いてしまいがちです。でも話すときは、そのまま口から出てきます。記録を見ると、「〜と思います」という言い方が140回も入っていました。自分の考えまで一緒に渡せていたということです。
2. 画像への注文は、声のほうが伝えやすかった
「画像」という言葉が入った入力は333回ありました。AIに画像を作ってもらうときの注文です。
私の場合、画像の注文は、ほとんどが「自分のフィーリング」を伝えることです。「位置と大きさはいいけれど、思っていた雰囲気と違う」「服が黒っぽすぎるので、もう少し今どきの感じに」「後のほうが堂々として見えるので、そっちを採用」。見たときの印象は、きちんとした文章に直そうとすると手が止まります。声なら、見た瞬間に感じたことをそのまま言えます。
3. 「読みにくい」という本音を、そのまま頼みごとにできた
「このページは文字ばかりで、理解するのがしんどいです。図や表にしてください」。こういう頼み方を、声だとそのまましていました。
キーボードで打つと、つい「図解を追加してください」のような、きれいな言葉に直してしまいます。でも「しんどい」という感覚まで伝えたほうが、相棒は「どこまで直せばいいか」をつかみやすいようでした。読み手としての本音は、私の場合、話したほうが残っていました。
4. 作業の区切りの一言を、手を止めずに言えた
「ここまでの内容を記録して」「記録しておいて」といった頼みごとが35回ありました。会話が長くなったときに「次の会話に移るための引き継ぎ文を作って」と頼んだことも、何度かあります。
こうした一言は、作業の区切りのたびに何度も出てきます。キーボードに手を戻して打つほどでもないけれど、言わないと大事なことが残らない。そういう短い頼みごとを、画面を見たまま口で言えるのは、思っていたより楽でした。
困ったこともあります。いちばんは固有名詞でした
良いことばかり書くのはこのサイトの方針に反するので、困ったことも書きます。
いちばん困ったのは、固有名詞です。私がよく口にする「Claude Code」は、記録の中で114回、正しく書き起こされていました。ところが13回は、「Cloud Code」「クラウドコード」「Claude Core」など、別の言葉になっていました。だいたい1割です。
特に「Cloud Code」は、別の会社にまったく同じ名前の製品があります。そのまま相棒に渡すと、取り違えられるおそれがあります。
対策として、このアプリには、よく使う言葉を登録しておける「個人辞書」という機能があります。正直に書くと、私はまだ使っていません。
ほかにも、合わない場面ははっきりあります。声を出しにくい場所や時間帯には使えません。細かい数字や記号の指示も、今もキーボードで打っています。
料金のこと(Aqua Voiceとの比べ方つき)
※図をタップすると、大きな画像で表示されます。
無料でも使えます。Typelessの無料プランは、入力できるのが1週間に8,000語までです。
私は有料のProプランを年払いで契約しています。年払いだと1か月あたり12ドル(年額でまとめて請求)です。月払いにすると1か月30ドルになるので、申し込むときは払い方に気をつけてください。Proにすると語数の上限がなくなり、端末のあいだで同期できるようになります。
選ぶときに候補にしたAqua Voiceの料金も、公式サイトで確認しました。無料で使えるのは最初の1,000語まで。有料のProは年払いで月8ドル、月払いで月10ドルです。上位のMaxは、年払いで月24ドル、月払いで月30ドルです。
有料プランの料金だけで比べると、Aqua Voiceのほうが安いです。Typelessのほうが多いのは、無料で使える量です。また、Androidへの対応は、Typelessの公式サイトには書かれていて、Aqua Voiceの公式サイトには記載がありませんでした。私の場合は、スマホでも同じように使えることを優先して、Typelessにしました。
料金や機能は変わることがあるので、申し込む前に必ず各社の公式サイトでご自身で確認してください。私が確認したのは2026年9月11日時点の情報で、金額はすべて米ドルです。
まとめ
- Typelessを選んだ決め手は、スマホでもパソコンと同じように使えること
- 話した言葉をただ文字にするだけでなく、読みやすい文章に仕上げてくれる
- 有料プランの料金だけならAqua Voiceのほうが安い。Typelessは無料で使える量が多く、Androidにも対応している
- パソコンだけで、7か月で3,897回・193,415文字を声で入力していた(iPhoneの分は別)
- パソコンでは4月に57パーセントが集中し、6月はたった49回だった
- 助かったのは、長い頼みごと、画像への注文、「読みにくい」という本音、作業の区切りの一言
- 困ったのは固有名詞。「Claude Code」の約1割が別の言葉になっていた(言葉を登録する機能はあるが、私はまだ使っていない)
私の場合、AIと組むときにいちばん多い作業は「説明すること」でした。その説明を口でするようになって、理由や気持ちまで一緒に渡せるようになりました。
パソコンでの使い方は、毎日ではありませんでした。でも、書く量が増える月には、はっきり効きました。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次の記録で。
次に読む
- 使ってよかった道具
Aqua Voiceで317回、翌日からTypelessへ——決め手はスマホと、すぐ整う文章
Aqua Voiceを2025年8月15日から2026年2月5日まで使い、翌日からTypelessに切り替えました。残っていた記録はAqua Voiceが317回、Typelessが7か月で3,897回。ただし、この回数で性能の優劣は決められません。Aqua Voiceの良かったところと、Typeless一本にした理由を、分かっている範囲で正直に書きます。
- 使ってよかった道具
63本書いて、「使ってよかった道具」は4つだけでした——私の道具棚と、入れる順番
非エンジニアの私がAIと副業をするのに、実際に毎日使っている道具は4つだけです。Claude Code、Obsidian、Typeless、MacBook Pro。この記事は、その4つを1か所に並べた「道具棚」です。それぞれ何をしてくれるのか、私はどう使っているのか、いくらかかるのか、そして「いつ入れたらいいか」を書きます。先にいちばん大事なことを書くと、最初に要るのは1つだけで、残りの3つは後からで間に合いました。
- 使ってよかった道具
AIに「記憶」を持たせたら、相棒がもっと頼れる存在になった(Obsidian × Claude Code)
AIに毎回イチから説明するの、疲れませんか? 私は『Obsidian(オブシディアン)』という無料のメモアプリをAIの相棒とつないで、自分専用の『第二の脳』を作りました。非エンジニアでもできた、AIに記憶を持たせる方法を正直にまとめます。
